YTPX-X003MC[Type:RS] NEUE EISEN ARANCIO ノイエアイゼン・アレンシオ

 マリオン・ラドム博士が[トライアル・プランN]で設計した近接格闘戦用PT。アルトアイゼン系の後継機と言われるが、実際にはリボルビング・ステークを受け継いでいるに過ぎない新設計機である。むしろ、運用思想はアルトアイゼンよりもビルトビルガーに近い。重装甲を身上としたアルトアイゼンとは対照的に高機動をコンセプトにしており、必要外の装備は徹底的に排除され、装甲さえも被弾しやすい正面以外は存在しない(側面、後部の外装は装甲ではなくカウリングである)。フレームはヒュッケバイン系のH系フレームを使用しているが、隅々まで手が加えられているため芯にしかなっていない。戦闘はリボルビング・ステークを使用した極至近距離での格闘戦のみに特化しており、マニュピレーターに他PTと互換性はあるが固定武装は大小5基搭載されたリボルビング・ステークのみである。機体後部に超大型のスラスターを持ち、単発であるにもかかわらずアルトアイゼン・リーゼの総推力の1.2倍を叩きだす。徹底された軽量化と相まってその速度は砲弾並みで、設計図を見た他の研究者は「加速しただけで死ぬ」と言わしめた。その踏み込みの早さを最大限に生かすため、正面装甲はありとあらゆる手段で強化されており、正面から受けた場合は特機並みの防御力を発揮する。テスラ・ドライブも一応装備されているが、出力はすべてブレイク・フィールドの形成に当てられ、単独での飛行は不可能。あくまで踏み込むまで機体を保護する役割しか持っていない。そのぶんブレイク・フィールドの強度は戦艦並みである。
 なお、名称のノイエアイゼンは独語で「新しき鉄」、アレンシオは伊語で「橙色」を意味する。
 

【武装】
フォアヘッド・ステーク
 頭部に搭載された小型のステーク。アルトアイゼンのリボルビング・ステークの三割程度の威力。後頭部に弾倉があり、シリンダー後部から自動で装填する。排莢ができないため薬莢はチャンバー内で燃え尽きるようにできている。弾倉の容量が少ないのであまり使えない。

マグナム・ステーク
 腕と脚に装備されているリボルビング・ステークの強化型。リボルビング・バンカーのように大型化によって威力を稼ぐのではなく、撃発に使う火薬量を増すことで威力を向上させている。その分、シリンダーやフレームは強度のある素材に置き換えられており、連続使用にも十分耐えられるようになっている。

【技】
ヘッドバット・ステーク
 加速して頭突きを繰り出し、額にあるステークを打ち込む。ただし撃発はしない。これは頭部ステークのリロードがほかの部位と比べて難しいため。

ステーク・インフェルノ
 敵機に接近し、両腕でホールド、その後連続でヘッドバットしながらステークを打ち込む。六発すべて撃発。敵機の頭部〜胸部に大ダメージを与える。

クアットロ・ステーク
 頭以外のステークを、一発ずつ順番に打ち込む。主に関節部を狙って行う。

ソプラノ・ステーク
 まず右腕のステークを一発撃ちこみひるませ、、次に左腕のステークを下から打ち込み浮かせる。そして両腕のステークを同時に打ち込み、残弾すべてを叩きこむ。

ソット・ステーク
 加速して右腕のステークを叩きこみ、そのまま減速せずに地面を引きずりながら連続で撃発する。

トレンタ・ステーク
 全ステークの全弾(計30発)を連続で撃ちこむ。最終奥義。


 アイゼン系オリジナル機体その2。OGプレイ中に(1と2どっちだったかは忘れてしまったんですけど)開発途中でハサミのつく前のビルガーについて「今度は両手両足にステークがつくんじゃないの?」というようなことを誰かが(クスハかタスクかエクセレンだったような…)言っていたので、着想を得てやってみました。最初はこっちのプランを提出したけど、カーク・ハミル博士にダメ出しされたとか。頭のステークはオマケで、スレードゲルミルのドリルインフェルノみたいな攻撃に使いますw
 今回もシュヴェア・アイゼンみたいにいろいろと粗が… 決して探さないでくださいOTZ