四章
水面に銀の糸が踊っていた。両手を柄杓代わりにして水を掬い、頭の天辺からかけ流すと、汗と一緒に不快な熱が逃げ去っていくのがわかる。ユノはほう、と小さく息をついて、それから大きく伸びをする。
密林の砂浜に作られた拠点。肌着だけの姿になったユノは水に入り、水浴びを愉しんでいた。狩りの間は何日も風呂に入れないことが多いが、幸い密林を取り囲む湖は水がきれいで、こうして垢を落とすには困らなかった。鎧も湖の水を使って丁寧に手入れし、今はベッドの据え付けられた船の上で陰干しにされている。湿度も温度も高い密林の狩りでは、時折こうして体や鎧を洗ったりしないととてもやってられない。どうせなら肌着も全部脱ぎ棄てて、全裸で水を浴びたかったが、この狩場に人が来る可能性も皆無ではないのでやめておいた。
《ドスファンゴ》との死闘から二ヶ月が過ぎた。あれからもユノは着々と狩りを行い、経験を積んでいた。今では、最初あれだけ苦戦した《ドスファンゴ》も、楽勝とは言えないものの普通に狩れるようになっている。
そんなユノに、村長が依頼を持ってきてくれた。それは、ハンターとしての登竜門、飛竜《イャンクック》の討伐だ。《イャンクック》はドスランポスやドスギアノスといったモンスターと同じ《鳥竜種》と呼ばれる種で、生物学的に、厳密に言えば《飛竜種》ではない。しかし、翼を持って空を飛び、頭目級鳥竜種や《ドスファンゴ》とは比べ物にならない体躯を誇るモンスターであることには変わりなく、気軽に戦える相手ではなかった。
ユノは依頼を受けてすぐにこの密林を訪れ、営巣した《イャンクック》を観察し始めた。草むらや高台などから、道具屋で買った《双眼鏡》を手に、気づかれないようにしながら様子をうかがっている。無知がどれだけ恐ろしいのかを、ユノは痛いほどに教えられていたからだ。だが、知らないのなら知ればいい。
数日間の観察で、幾つかのことに気づけた。《イャンクック》はまがりなりにも飛竜であるように、全身は硬い鱗と甲殻で覆われているようだ。試してみたわけではないが、その硬さは《ランポス》や《ギアノス》とはきっと段違いだろう。正直、今の武器ではこれらの甲殻を切り裂く、割るなんてことは無理だ。
しかし、戦うだけならなにも、無理をして硬い場所を攻撃する必要はない。関節、翼膜などはどうやっても硬い甲殻で覆うことができない場所だ。それらの場所ならば、さほど苦労することなく刃が入るだろう。
水から上がると濡れた肌着から予備のものに着替え、かわりに濡れた物を干しておいた。陰干ししていた《レザーライト》シリーズの防具を身につけ、ベッドに乗せてあったポーチと剥ぎ取りナイフ、《ハンターナイフ改》を腰につける。セットの盾をベルトで腕に固定すると、ユノは砂浜に置かれた青い箱から《肉焼きセット》を取り出して組み立てた。ポーチから塩漬けにした《生肉》を取り出し、ハンドルをつけて《肉焼きセット》の上に置いた。火皿の固形燃料に火をつけると、大きな炎が噴きあがって肉の表面を舐めはじめた。
狩りに空腹は禁物だ。体が資本のハンターにとって、食事は重要なことだ。ユノは狩りの初日に《アプトノス》を数頭狩って、保存食として塩漬け肉をいくつか作っておいた。 《肉焼きセット》の火力は非常に強力で、油断するとあっという間に《コゲ肉》なってしまう。そのためハンターには、《肉焼き唄》と呼ばれる、肉を引き上げるタイミングを計るための唄が広まっている。もっとも、地域や人によって伝わり方は様々で、曲調やメロディはまちまちだ。ユノが知っている物がメジャーなのかマイナーなのかも解らない。
「…たったったたたっ。上手に焼けました」
まあ、上手く焼けさえすればそんなことはどうでもいいのかもしれない。
できあがった《こんがり肉》を火から降ろし、続けて幾つか肉を焼く。これからの狩りでの食糧だ。ユノは近くに生えていた植物の大きな葉を千切ると、水筒の水で軽く洗ってから振って水を切り、それで《こんがり肉》を包んだ。ポーチの中に肉を収めると、最後に一つ残った《こんがり肉》にかぶりつく。一見、とても食べ切れないような大きさに見えるが、慣れるとちょうどいい量だった。空腹も満たされ、動くのに不都合はない。《肉焼きセット》や食べ終わった骨を片付けると、ユノはよし、と気合を入れる。
いよいよ、《イャンクック》と対決だ。
拠点を飛び出したユノは、エリア1の森を一気に駆け抜けた。この数日で、《イャンクック》の行動範囲はだいたい把握している。
《イャンクック》は、《ドスランポス》などより巨大なモンスターでありながら、その食性は虫やミミズといった小さな生き物だ。大きなクチバシではうまく物を銜えたり、肉を引きちぎったりということができない。だから、クチバシをまるでスコップのように使って、土ごと獲物を掬い取り、丸飲みにするのが常だ。だから他の大きな生き物を襲って食べる、ということはない。
そのため《イャンクック》の餌場は、ミミズや昆虫の豊富な森が多い。地図でいえばエリア1、3がこれに当たる。また、森ではなく開けているものの、エリア2、5も土が柔らかく餌場として適しているため、居る可能性が高い。ユノはそれらのエリアを《イャンクック》と出会える場所として予想していた。一応、巣であるエリア6も可能性があったが、体を休める時以外は訪れないだろう。
エリア2へ移動しても、《イャンクック》は発見できなかった。この先はエリア5かエリア8。どちらにもいる可能性はある。少し迷ったが、ユノは高台であるエリア5に向かうことにした。理由は特にない。強いて言うなら勘だ。
エリア2南西の緩やかな坂道を登ると、そこは湖の望める高台、エリア5だ。少し離れた所に、鮮やかな桃色の甲殻が見えた。《イャンクック》だ。
《イャンクック》はこちらに背を向けていた。ユノは気付かれないように姿勢を低くすると、少しずつ近づいて行く。右手を後ろに回し、ポーチの中から拳大のボールを取り出した。《イャンクック》まであと5メートルほどの所で大きく振りかぶり、そのボールを投げつけた。ボールは放物線を描いて飛び、《イャンクック》の背中に当たって弾ける。とたん、何とも言えない匂いがあたりに広がり、《イャンクック》の背中は絵の具をぶちまけられたように薄い赤に染まっていた。
ユノが投げたのは《ペイントボール》と呼ばれる道具だ。《ペイントボール》は熟すと強い匂いと鮮やかな果汁を持つことで知られる《ペイントの実》と、葉の表面にねばねばした液体を生じて接着剤代わりに使われる《ネンチャク草》を調合したもので、投げつけるとモンスターに匂いと色をつけてマーキングすることができる。飛竜など、狩りに長い時間がかかるモンスターとの戦いでよく使われるものだ。こうしておけば、たとえ逃げられて見失ってもすぐに位置を突き止めて追いかけることができる。
《ペイントボール》をぶつけられた《イャンクック》は、周囲を見渡すように首を動かした。外敵がいないかどうか確かめているのだろう。さすがに真後ろにはなかなか気付かない。…でも、時間の問題だ。
ユノは一転して体を起こすと、地面を蹴って一気に距離を詰めた。こちらに気づく前なら、警戒している時よりも身体の筋肉などが柔らかい。一撃与えておくべきだろう。
柔らかい翼か頭を狙いたかったが、片手剣では翼に届かず、背後からでは頭を狙えない。ユノは全体重を左腕に乗せて、鞘走りする《ハンターナイフ改》を《イャンクック》の足に叩きこんだ。その刃は寸分たがわず、甲殻の間から覗く関節部の柔らかい肉をとらえたが、わずかに食い込んだだけで切り裂くことはかなわなかった。
(…硬い!)
迷わず刃を引いた。距離を取った直後、鼻先を尻尾がかすめていく。ユノに気づいた《イャンクック》が鞭のような尻尾を振りまわしたのだ。いつまでも足もとに居座っていたら、あの尻尾にしたたかに打ちつけられていただろう。飛竜の筋力を人間のそれと比べてはいけない。まともに当たれば骨の数本は持って行かれたかもしれない。
《イャンクック》はようやくユノに向き直ると、後頭部についた大きな耳を広げた。《イャンクック》を象徴するこの大きな襟巻き状の耳は、遠くで鳴った小さな音も聞き逃さない聴力の良さを誇る。それを展開したということは、《イャンクック》が戦闘状態に移行したことを示していた。
いつでも防御できるよう、ユノは抜刀したまま《イャンクック》と対峙した。相手が動くのを待つ。巨大で、圧倒的なモンスターとの闘いは、隙をつくのがセオリーだ。正面から打ちあっても、元の体力や頑丈さが違うのだから相手にならない。先に手を出して、反撃されるのが一番怖かった。
《イャンクック》は脚で地面で掻き、威嚇するように哭いていたが、突如、倒れこむように突進した。《イャンクック》の足元が、爆発するように巻き上げられる。
身体が汚れるのも構わず、ユノは横っ跳びに転がった。轢き潰されればただではすまない。体を起こしたユノは、地面に横たわっているイャンクックに飛びかかる。倒れている今なら、翼を狙うのも簡単だった。軽く薄い翼膜は、刃を押し当てると簡単に裂け、そのまま根元まで引き裂くと鮮血が吹き出した。
「―――ギャアゥウウ!」
《イャンクック》が悲鳴を上げる。ユノは立ち上がろうとする《イャンクック》からすぐに離れる。暴れまわる《イャンクック》は尻尾や翼を闇雲に振り回していた。ユノを睨みつけるように振り向いた《イャンクック》の口からは火の粉が漏れている。
「!」
危険を感じ、後ろに飛び退いたユノを熱風が押し倒した。《イャンクック》は背を反らすように大きく立ち上がると、持ち上げたクチバシから何かを吐きかけたのだ。それは、空気に触れると途端に燃え上がる液体だった。液は地面に当たると大きく爆ぜ、土の表面を吹き飛ばす。まだ液が残っているのだろう、地面に落ちたあともちろちろと燃えていた。
(これが火炎液…!)
情報収集を怠らないでよかった、とユノは心の底から思った。火炎液のことは、村に滞在していたあのハンター…ハガネから聞かされていた。
飛竜は、その種それぞれが特殊な能力を身につけている。《イャンクック》は燃え盛る液体を吐きかけるのがその能力だ。彼らは食べた餌のうち一部を、《火炎袋》と呼ばれる特殊な器官に溜めておくという。その袋の中で醗酵し、変性した餌は、非常に燃えやすい液体になるのだ。それを《イャンクック》たちは外敵への攻撃手段として、時には同族同士の争いの武器として使用する。威力のほどは見たとおりだ。小規模とはいえ、爆発は人間の手足を吹き飛ばすには十分だし、液が衣服や鎧に付着すればあっという間に焼き尽くされる。モンスターというのはつくづく恐ろしい相手だ。
(情報ってのはホントに大事ね)
知らなかったら死んでいたかもしれない。少なくとも、以前のユノがいきなり挑んでいたら死は免れなかったろう。だが、わずかかもしれないが、成長しているのだ。
(負けない)
切った唇に滲む血を、《鞣革製の籠手》の甲でぬぐった。
火炎液の弱点も見えた。口から吐く以上、前方にしか飛ばない。首を動かせばある程度、射角は変えられるのかもしれないが、少なくとも、真後ろは無理だ。また、液体であるためか遠くへも飛ばない。でなければ、先ほどの避け方で回避はできないはずだ。それだけわかればなんとかなる。翼に刃が通ることも分かった。やりようはいくらでもある。
《イャンクック》を中心として、円を描くように移動する。背後へ回り込むのだ。《ドスランポス》や《ドスファンゴ》もそうだったが、やはり多くのモンスターは背後に死角が生じる。それは、生物である以上仕方のないことだ。
回り込もうとするユノに、《イャンクック》は足踏みして軸を合わせようとしていたが、堪えられなくなったか、ついに突進した。土ぼこりが上がり、巻き込まれた倒木がボキリと折れた。しかし、そこにユノはいない。すでに背後に回り込んだユノは、剣を上段に構えて飛びかかった。右に、左に、剣を振るう。翼膜がボロボロになり、血飛沫がまき散らされる。地面が赤く染め上げられていき、ユノもその一部をかぶったが、気にしている場合ではなかった。
足もとで《イャンクック》が蠢く。起き上がろうとしているのだろう、ユノはすぐに距離を取った。だが、《イャンクック》は立ち上がろうとして一度転び、再び体を起こしてもフラフラと落ち着かない。血を流しすぎたのだ。
モンスターの生命力は人間よりはるかに強く、ちょっとした傷なら数時間で塞がってしまうが、さすがに失った血は戻らない。
《イャンクック》は翼を広げて、二度、羽ばたいた。飛び去って、どこかで身体を休めるつもりだ。そうはさせまいとユノは追いすがったが、羽ばたきによって生み出された風圧に押し戻される。あれだけ傷ついても飛べるというのだからたいしたものだ。
《ハンターナイフ改》を鞘に戻して、体中についた《イャンクック》の血を払い落とす。逃げられてしまった形だが、ユノに焦りの色は見えなかった。
ぽっかりと口を開けた洞窟の奥から、冷たい風に乗って、独特のにおいが流れだしている。《ペイントボール》の匂いだ。一度付いた臭いは、実に数時間にわたってモンスターに付着し、その位置を知らせてくれる。ベテランハンターにもなると、臭いの強さで距離や方向まで正確にわかるというが、ユノにはまだ大まかな方向を探るので精いっぱいだ。
もっとも、今回はそれで十分。というのも、ユノは《イャンクック》がどこに移動するのか読んでいたからだ。
数日にもわたる《イャンクック》の観察は、なにも、戦闘での立ち回りだけを学ぶために行っていたのではない。習性や…たとえば、寝床なども調査していた。そして、明らかになった寝床こそが、この洞窟の奥なのだ。
この狩場…密林の中央には、岩山が存在していた。岩山には、地殻変動や水の浸食などでできたと思われる洞窟が複数存在し、モンスターの巣になっている。《イャンクック》もその中の一つ、天井が崩落し、空からの出入りが可能になった洞窟に居を構えていた。
夜、眠るときと同様…弱れば、巣に戻って体を休める。その予想は的中した。入口からこっそりと中をのぞくと、《イャンクック》が身体を丸めて眠っているのが見えた。警戒心の強いモンスターがあっさり眠るとは、思ったよりも深手を負ったのかもしれない。
だが、それでも飛竜には変わりない。ここで斬りこんでも、すぐに倒すというわけにはいかないだろう。むしろ、追い詰めた分なりふり構わず暴れまわるかもしれない。狭い洞窟の中だ、それは避けるべきだろう。一撃で仕留めなければ。
洞窟の外、入口のすぐそばに、枝葉でカモフラージュされた荷台が止めてあった。昨日、ユノが運んでおいたものだ。偽装に使った枝葉を落とし、被せてあった《ネット》を取り払うと、赤く塗られた大きなタルが二つ、姿を現した。
ユノはそれを慎重に降して、洞窟の中に運び込む。かなり重たかったが、ユノもハンターのはしくれだ。これくらいで音を上げていられない。もう一度、《イャンクック》が寝入っているのを確認すると、音を立てないように気をつけながら、ユノは赤いタルを《イャンクック》の頭のすぐそばに置いた。起きるのではないかとヒヤヒヤしたが、寝入っているためか耳を閉じているためか起きる様子はなかった。もう一個も、同じように頭のそばに置く。これで、準備はよし。
ユノは荷台に戻ると、最後の荷物を降ろした。片手で持てるほどの小さなタルだ。色はついておらず、木の地肌のままになっている。片側から長い紐が伸びていて、紐には油がたっぷりと浸みこまされていた。
それをいったん地面に置き、ポーチから火打石を取り出すと、火花を散らして紐に着火した。小さな火は、徐々に紐の根元へ向かって移動していく。ユノはタルを手に取ると、急いで洞窟内に引き返す。音を立てないように、でも急がなければ。
《イャンクック》のもとについた時には、すでに紐は半分ほども燃え尽きていた。ユノは小さなタルを、二つの大きなタルの間に置き、ゆっくりと後ずさる。洞窟の壁が張り出しているところを見つけると、その陰に隠れて蹲った。
両手で耳を塞ぎ、口を半開きにする。
と――――
ドドォン!!
爆音が響き渡った。洞窟全体が揺れ、天井から埃や土くれ、草の一部などが降ってくる。おそるおそる目を開き、岩陰から伺ってみると、《イャンクック》は細い断末魔を上げてくず折れるところだった。
近寄ってみると、先ほどまで赤いタルが置かれていた地面が凹んでいるのがわかった。その部分の土が吹き飛ばされてしまい、クレーター状の穴を作ったのだ。
倒れた《イャンクック》はもうぴくりとも動かない。耳はぼろぼろに破れ、クチバシはヒビだらけで、首筋の鱗は何枚か欠落し、鼻からは血が滴り落ちていた。
「すごい威力ね…」
ユノが置いたあの赤いタルは、《大タル爆弾》と呼ばれる狩りの道具だ。人間が入れるほどの大きなタルに、みっちりと《爆薬》を詰め込んだもので、炸裂すれば飛竜の甲殻さえ粉々に砕いてしまう。人間なら骨も残らない。
だが、この非常に強力な道具にも弱点はあった。設置に手間がかかるため、使うタイミングを選んでしまうこと。また、衝撃などで起爆することもあるため、製造や運搬に気を使うこと。色が、狩り場では目立つ赤に塗られているのも、爆薬の充填済みを知らせるためだ。それに、強力な飛竜などが相手では、いくら強力でも即死とはいかない。今回のように弱らせる必要があった。
ユノは武器の攻撃力不足を理解していた。爆弾の持ち込みはそれを補うための細工だ。どの程度のものかは解らなかったが、結果は思っていた以上。だがやはり、不便さも感じた。扱い方は知っていても損はないが、いつでもこういくとは限らない。
ユノは《イャンクック》の死骸に跨ると、腰の後ろから剥ぎ取り用のナイフを抜いて甲殻の間に差し込んだ。肉と甲殻を繋いでいる皮を切り裂いていく。次に、鱗を何枚か。そして、翼に張られた翼膜を死骸から剥ぎ取った。
「ありがと」
最後に《イャンクック》に一礼して。ユノは洞窟を後にした。
桟橋に降りると、いつものように出迎えがあった。村長とパティ。
微笑む二人に、戦利品の入った麻袋を掲げて「ただいま」を言う。登竜門は越えた。ユノはまた、ハンターとして新たな一歩を刻んだのだ。
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